事業紹介

昭和41年に岡山県玉野市にて創業した『水中開発株式会社』は、水中土木工事全般の作業に長年のキャリアを活かして対応しております。弊社が開発した「大深度対応ベルシステム」などを導入し、安心・安全の施工をご提供しています。 また、現場の状況に応じて水中大型油圧ブレーカーや再圧タンク、組立式フロート台船なども使用しています。 弊社の業務およびシステムや保有機材について、下記にてご紹介します。

事業紹介

水中写真・水中テレビ撮影

工事を開始する前に、まず潜水調査を行ないます。
・工程管理の資料写真撮影
・工事設計資料用写真ならびに竣工検査写真撮影
・水中構造物の調査現況写真
など、安全に施工を行なうために必要な情報をしっかりと収集し、精査したうえで的確な工程をご提案します。
また、水中の状況をできる限りリアルタイムでご覧いただくために、水中ビデオなどの機材を使用する場合もございます。

水中切断・水中熔接

・水中切断
護岸の整備工事や岸壁の補修工事、推進工事における到達立坑での鏡切りなど、主に構造物や設備などを撤去する際に行なわれる作業です。多岐にわたる現場で必要とされている技術です。

・水中熔接
「物を固定するため」「止水するため」「強度を補うため」など、さまざまな目的で行なわれる作業です。型枠作業においてはブラケット・セパレータ・ジベル筋などのさまざまな工法が用いられます。止水作業では鋼矢板と鉄板、鉄板とステンレスなど、材料や形状の異なる素材同士を熔接する場合もあります。

その他事業

弊社は、上記事業のほかに
・海底調査、測量、設計、開発
・水中岩盤掘削 他
・水中工事に関する保有機器のリース業
などの多岐にわたる業務を手がけております。

海洋開発企業としての社会における責任を果たし、日本全体の発展に貢献すべく、未来へと躍進いたします。

保有システム・設備

大深度対応ベルシステム


弊社が独自に開発した「大深度対応ベルシステム」とは、潜水作業を安全かつ効率的に進め、潜水病のなかで最も多いとされる減圧症を防止することを目的としたシステムです。
ダイビングベルにハッチを取り付けて減圧タンクとドッキングさせているので、ダイバーを快適な環境下で減圧させることができます。
【メリット】
・ダイバーが大気圧にさらされないので、水中減圧と同じ効果があります。
・ダイバーが水につからないので、疲労度が軽減されます。
・ダイバーの体温が奪われないので、減圧効果が上がります。
・減圧時に酸素吸引ができるので、減圧時間が短くなります。

水中大型油圧ブレーカー


水中大型油圧ブレーカー(SUISEI)はクレーンによる吊り下げ式のため、これまで困難とされていた大深度の現場でも、急こう配の傾斜面に左右されることなく容易に掘削作業を行なうことができます。
さらに、クレーンを搭載する台船は組み立て式なので、道路状況の悪いダム・湖沼・河川への搬入も可能です。

SE-1200 TYPE 再圧タンク


労働省が定める「再圧室構造規格」「ボイラー及び圧力容器構造規格」に適合し、十分な安全が確保されている再圧タンク装置です。
高気圧室内業務または潜水業務に従事する作業者に高気圧障害が発生した際の救急再圧に必要な「加減圧制御装置」「空気清浄装置」「消火設備」「冷暖房設備」などが搭載されています。
従来の再圧タンクに比べてコンパクトな設計なので、運搬・据付を簡単に行なうことができます。また、操作監視も容易に行なえる構造になっています。
弊社が開発したEDC潜水トランクを接続することで、減圧装置として使用することも可能です。

組立式フロート台船


「浅水深60cm以上適用可能」「分割して陸送可能」「組み立てサイズの変更可能」といった利点があり、ダムや湖沼・河川において水中土木工事を行なう際に活躍します。橋梁の点検・補修・測量など、作業が比較的容易な場合に用いられます。
組立作業を簡単に行なうことができるので工期が短い場合にも有用で、用途に応じて何基でも組み立てることができます。
また、弊社では大型(20t型)32基・小型(10t型)18基がリース可能です。

その他保有設備


弊社では「ユニック付作業船」「磁気探査機」「ワンマンチャンバー」など、安心・確実な水中土木工事に欠かすことのできない設備を数多く保有しております。
設備機器に関しては、リースのご依頼にも対応しております。小型船舶の一種である「船内外機」は自社で12隻保有しておりますので、ご要望がございましたらお気軽にお問い合わせください。